国家予算の組み立て方と使い方、予想外の出来事が起こった場合

 

我々の生活に直結する国家予算の作成とはたしてどのように行われるのでしょうか。

■予算の編成

まず予算の骨組みのような部分を各省庁が管轄の事業を受け持って作ります。

この段階で例えば行政の効果的な目的達成のために目的に従い要求が行われる方式、シーリング方式と言って財政規模を抑制するために予算全体の規模を一定の基準におさめる方式が使用されます。

昨今ではゼロベース予算などといってすべての計画を会計年度ごとに新規事業として見直しゼロから査定する方法もとられます。

しかし、膨大な予算を見直すこの方法は時間がかかりすぎてしまうことから

前年度からの修正点を組み込んで次の予算案とするのが一番現実的とも言えます。ここまでの作業をだいたい5月から12月頃に行われます。

■国会審議

年が開けて国会審議が行われます。この時国会が紛糾などした場合、予算の採決が年度末を過ぎても行われないという場合があり、この場合は新規事業予算は組み込まず、経常的経費と公共事業などの継続案件などの必要最低限なものを組み込んだ暫定予算というものが組まれます。この暫定予算は比較的短期の10日から2ヶ月ほどの長さのものが通されます。現憲法下では1週間以下ではありますが暫定予算が20回ほど通されています。

この予算の審議が終わり、採決がなされたら正式に予算として承認されて、執行されます。

またこれは本予算の場合で、予算成立後に発生した事柄によって当初通りの予算執行が困難な場合などに追加の「補正予算」というものを提出します。予見し難い自体への対応へ予備費のは認められているもののその予備費でも対応できない場合は追加の予算を編成します。

突発的災害による対策として補正予算を組む場合もあり、08年のリーマン・ショックのような経済情勢悪化に対する支出拡大を目的として補正予算を編成することもあります。

私たちの生活に直結する予算だからこそ政治的な人質にもなりやすく、年度末近くになるとそのような展開が目にされるのはよく見られる光景だなと思いませんか。